11月23日に高松市で開催された瀬戸内生活工芸祭に出掛けました。
当日は時折小雨がぱらつくあいにくの天候でしたが、なんとか楽しむことができ
ました。隣県の高松には時々、仕事や遊びに行く事がありましたが、会場である
玉藻公園や女木島に行ったのは今回が初めてでした。
木工や陶磁器、家具の作家さんが全国から集まり公園内にブースを構え、来場者
と直接対話しながら作品を見たり、購入することが出来ます。そのほか会場内の
広場ではステージに向かって二人掛けのベンチがいくつも並べられていて、そこに
座って音楽を楽しみながら昼食をいただきました。
午後からは三谷龍二さん、安藤雅信さんの展示を見るべく女木島に移動しました。
高松の港からフェリーで20分ほどで女木島に到着。同じく工芸祭に遊びに来られ
ていた知人のWさんから順番待ちの列がすごいとの情報をもらっていたため、早
歩きで会場に向かいました。少し待ったもののスムーズに室内に招かれ、古い
民家を改修した会場を使った展示を楽しみました。二つの会場ではそれぞれ、既存
建屋の天井を剥がして、パネルで間仕切りをつくりペンキで白く塗った空間にあった
設えや作品の展示をしていました。三谷さんのお話では、改修工事には2ヶ月ほど
かかったそうですが、工芸祭の後は貸し出す予定もあるようなので、地元の方には
今後もこの魅力的な空間を有効に活用していってもらいたいと思います。
島を使った展示など、松本のクラフトフェアとは少し違った試みもあり、高松という
身近な場所で著名な作家さんたちが集ったとても魅力的な催しでした。初めての
開催で運営者の方々は苦労も多かったと思いますが、今後も長く続いて欲しいと
思います。
和田設計 wada architectural design office
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